大学コンソーシアムあきた 令和6年度前期高大連携授業〔10〕「情報データ科学の世界I」
日時:2024年7月13日(土)9:30〜16:30
会場:秋田大学手形キャンパス理工学部5号館1階講義室
授業概要:人を中心とするデジタル社会を創るためには,人や技術に対する深い理解が必要です。AIやXRなどの最新技術について紹介すると共に,私たちの暮らしをより良くするためのアイデアと手段を一緒に考えたいと思います。
第1講:「AIの利活用とこれからのデジタル社会」教授 景山 陽一
AIなどのデジタル技術の利活用が急速に進んでいます。デジタル社会の中で,私たちは質の高いつながりを創り出すことが重要です。本講座では,AIの歴史や利活用の現状,デジタル社会を構築するためのこれからの取り組みについて紹介します。
第2講:「デジタルイノベーションによる持続可能な地域観光と生涯学習」教授 有川 正俊
本授業では,位置情報サービス,AIを活用したデジタルガイド,ストーリーテリング,ゲーミフィケーション,デジタル地誌学,データ主導型エコシステム,地域社会への貢献を通じたシビックプライドの醸成など,多角的な視点から,技術が如何に地域社会の課題解決に貢献できるかを探求します。理論から実践まで,学生の皆さんと一緒に,地域観光と生涯学習の未来を再定義しましょう。
第3講:「XR:ヒトの空間知覚と没入型技術」教授 水戸部 一孝
XRはデジタルで「異世界」を体験できる技術です。何故ヒトは,HMDを装着するとその世界に存在している様に感じるのでしょうか?本講座では,脳科学に基づくヒトの空間知覚の仕組を学びながら,立体視の基礎から生成AIを活用した最新のXRまで没入型技術の歴史,そして秋田大学でのXR研究事例について紹介します。
第4講:「目は口ほどにものを言う―視線の測り方と応用―」教授 石沢 千佳子
視線計測器を用いると,「人が何処を見ているのか」を知ることができます。視線計測はこれまで,心理学の実験や,マーケティング,視線によるコンピュータ操作など,ある特定の目的で決まった使い方をすることが殆どでした。本講座では,視線計測の原理を紹介し,私たちの暮らしをより便利にするための活用方法について,みなさんと一緒に考えます。
関連リンク:
・高大連携授業について
・大学コンソーシアムあきた > 高大連携
・大学コンソーシアムあきた「令和6年度前期高大連携授業 授業計画書 」