秋田大学に入学してから、あっという間に半年が過ぎました。春の入学式の日はまだ肌寒く、桜が咲き始めたばかりでしたが、今では紅葉が色づき、秋田の季節の移り変わりを実感する毎日です。私たちチーム3のメンバーも、大学生活にすっかり慣れ、それぞれが自分のペースで学びや挑戦を続けています。
情報データ科学部の授業では、プログラミングや数学、情報リテラシーなど、基礎から応用まで幅広く学びます。最初は専門的な内容に戸惑うこともありましたが、授業や演習を通して、少しずつ「できるようになる」喜びを実感しています。特に演習の時間では、チームで協力しながら課題を進める機会が多く、お互いに助け合い、教え合うことで理解が深まっていくのが分かります。仲間と一緒に試行錯誤しながら成果を出すことは、個人での勉強とは違った達成感があります。
また、大学生活では学びだけでなく、日々の暮らしの中でも新しい発見がたくさんあります。秋田市は自然が豊かで、キャンパスの周りにも四季を感じられる場所が多くあります。授業の合間に友人と散歩をしたり、近くのカフェでゆっくり過ごしたりする時間が、良いリフレッシュになっています。秋田の空は広く、夕焼けがとてもきれいで、その景色を見ると、忙しい日々の中でも心が落ち着きます。

食べ物の面でも、秋田には魅力がいっぱいです。地元のスーパーでは新鮮な野菜や魚が並び、学食では時々、きりたんぽ鍋や比内地鶏などの秋田名物に出会えることもあります。県外出身のメンバーも多いので、お互いの地元の話をしながら秋田の味を楽しむのが、最近の小さな楽しみのひとつです。
そして、私たちがこの半年で感じた一番の成長は、「自分から動く力」がついたことです。高校までは与えられた課題をこなすことが多かったのに対し、大学では自分で考え、調べ、行動することが求められます。最初は戸惑いましたが、今ではその自由さを楽しめるようになりました。分からないことをチームで相談したり、授業後に質問したりすることで、自主的に学ぶ姿勢が少しずつ身についてきたと思います。
また、日常生活の中でも成長を感じる場面があります。時間の使い方や生活リズム、アルバイトとの両立など、大学生になって初めての経験が多く、最初はうまくいかないこともありました。しかし、仲間と話し合ったり励まし合ったりすることで、前向きに乗り越えられています。大学生活は学びと経験の連続ですが、その一つひとつが将来につながる大切な経験だと感じています。
これからの目標は、より専門的な分野に興味を持ち、自分の得意分野を見つけていくことです。情報データ科学は、社会のさまざまな場面で活躍できる分野なので、将来は自分のスキルを活かして地域や社会に貢献できるようになりたいと思っています。そのためにも、まずは日々の授業や演習を大切にし、基礎をしっかりと積み重ねていきたいです。秋田での生活は、都会とは違う穏やかな時間が流れていて、学びにも心にもゆとりを与えてくれます。これから本格的な雪の季節を迎えますが、その寒さもまた秋田ならではの魅力です。これから冬に向けてさらに寒くなりますが、温かい仲間とともに、この環境でしかできない経験を大切に過ごしていきたいと思います。私たちチーム3は、これからも互いに支え合いながら、学びを深め、成長していきます。そして、来年この日誌を読む高校生や新入生の皆さんにも、「秋田大学で過ごす時間が、きっとかけがえのないものになる」と伝えたいです。自分らしく挑戦できるこの場所で、私たちはこれからも一歩ずつ前に進んでいきます。
(文責:学生チーム3メンバー 江口幸輝、海老澤悠、遠藤晄希、太田知輝、大橋宏輝、大和田春輝、奥平小雪)